【思考記録】147: 売り込まなくても売れる仕組みをつくる。

セールスとマーケティングの最終目的は、どちらも商品やサービスをお客様に買って頂くことにあります。

しかし、その手法には、大きく違いがあります。

ここでは、セールスは売り込むこと、マーケティングは、売れる仕組みを構築すること、と定義します。

その場合、セールスの手段としては、飛び込み営業や無差別の営業電話などがありますが、どれもお客様の都合を考慮しなかったり、お客様の時間を奪う売り込みになっています。

対するマーケティングにおいては、お客様に有益な情報を継続的に発信しながら、お客様との関係を良好に保ち、機が熟したときに選んでいただく、すなわち、ひとりでに売れてしまうよう仕組みを作っていくことに重点が置かれています。

セールス=ナンパ、
マーケティング=モテる
と考えるとわかりやすいでしょう。

セールス思考では、ナンパのテクニックを磨いたり、どうやって声をかけるか、どうやってたくさんの人にアプローチするか、といった視点で考えます。

しかし、このようなセールス思考では、短期的には効果があがるかもしれませんが、費用がかかりますし、効率も悪いですし、なによりも強いメンタルが無ければ、疲弊していってしまいます。

対するマーケティング思考では、どうやったらモテるのかを考えていくので、セールス思考とは立脚点が全く異なります。

どうやって自身を磨いていくか、PRポイントをどう上手く伝えられるか、どうやったら相手にメリットのある情報を継続して届けられるかという点を、長期視点で考えていきます。

相手から喜ばれ、時間も奪わない、むしろ感謝されるのです。

とするならば、セールスに血眼になるのではなく、マーケティングを構築していくことに腐心すべきではないでしょうか。

それでは、また。