【思考記録】: Webディレクターこそ、ドラッカーの「マネジメント」を学ぶことで成果を上げることができる。
■現在、仕事でスマートフォンアプリ開発やスマートフォンサイト制作のWebディレクターを担当しています。
Webディレクターという職種は、幅広い業務を担当します。
とはいえ、自分のことを
「Webディレクター」
と定義付けしているわけではなく、
興味のあること、
プロジェクトでやる必要があることは、
「何でもやってやろう」
の精神で、取り組んでいます。
現在のプロジェクトでは、アプリを開発するにあたり、いわゆる何でも屋として、プロジェクトを前に進めていく役割を担っています。
例えば、アプリ開発にあたり、どんなことをやったのか、以下に列挙してみます。
・クライアントと話し合いコンセプトを言語化していく。
・WBS(Work Breakdown Structure)を作成し、スケジュールに落とし込む。
【参考】
Work Breakdown Structure - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/Work_Breakdown_Structure
・アプリケーション定義ステートメントの項目を言語化していき、クライアントに提案、調整する。
【参考】
▼アプリケーション定義ステートメント
・アプリケーションの目的
・対象となるユーザー
・ユーザーによる使用方法
・中心的な機能
Apple - ビジネスアプリケーションの開発 - 計画
http://www.apple.com/jp/business/accelerator/plan/define-your-app.html
▼アプリ製作のための定義ステートメント共有シート | fladdict
http://fladdict.net/blog/2013/08/7628.html
・アプリの機能要件を定義する。クライアントと、共同して仕様を決定していく。
・情報設計(Information Architecture)を検討する。
【参考】IAシンキングとは -information architecture- - YATのBLOG
http://wp.yat-net.com/?p=3706
おすすめ書籍
・アプリのUI(ユーザーインターフェイス)設計をする。
・アプリのプロトタイプを作る。(手書きによるペーパープロトタイピング、ツールによるプロトタイピング)
おすすめ書籍
・デザイナー、コーダー、プログラマーと、クライアントの橋渡しをする。
・上がってきたデザイン等の成果物を確認し、修正事項があれば指示。
・クライアントへデザインを提示し、調整する。
・打ち合わせを主催し、会議のファシリテーターとなる。
・開発の進捗を管理する。プロジェクト・マネジメントの実施。
・開発が進むにあたり出てきた課題を管理する。
・デバッグシートを作成する。
・アプリストアに掲出するプロモーション用の文言を書く。
・アプリストアへの配信登録を行う。
・アプリの運用が必要であれば、運用フローを構築する。
・アプリのダウンロード数を伸ばすため、マーケティング施策を検討、実行する。
などなど。
■何もないところから、
「アプリ」という形にしていくためには、
自らが潤滑油となって、
以上のような、
様々なことをやっていく必要があります。
■これらをやっていくにあたり、
とても大切な能力は、
コミュニケーション能力、
言語化能力、
情報の収集と再構築能力、
の三つです。
■これらの「力」は、
知識を入れたら終わり、
ではないため、日々、精進が必要です。
いまだに、学ぶことが多々あります。
■だからこそ、
面白さも、たくさんあります。
パソコンの前に向かって作業することも多いですが、
その実、スクリーンの向こう側で
向き合っているのは、
「人」
です。
■とするならば、
「世のため、人のため」に、
何をなすべきか書かれている
ドラッカーの「マネジメント」は、
Webディレクターこそ、
読んでおきたい必須の書でもあります。
■顧客とは、
マーケティングとは、
イノベーションとは、
真摯さとは、
コミュニケーションとは、
といった、様々な波及効果の高い
「問い」
を、手に入れることができます。
おすすめ書籍
■最新の知識を、追いかけることは
もちろん必要だけれども、
「基本と原則」
を学ぶことこそが、
より、高みへと到達するための、
近道ではないかと思う今日この頃。
それでは、また。