【思考記録】203: スケジュールを立てる時は、見せないバッファを持つ。
プロジェクト・マネジメントにおいて、スケジュールを立てる時に工数を算出し、線を引いていきます。
その際に、バッファとして余裕を見ておくことが大切です。
しかし、バッファをプロジェクトメンバーに公開した時点で、なぜか無くなってしまいます。
バッファを消化してしまうのです。
人の性質として、余裕があると思うと、時間を消費してしまうものなのです。
時間を消費してしまうと、余裕時間がなくなり、突発的にトラブルが発生してしまうと、余裕が無い分、必ず遅延が発生してしまいます。
とするならば、プロジェクト・マネージャーとして管理する立場に立ったときには、誰にも見せない自分の中だけのバッファを持ち、スケジュールにあらかじめ組み込んでおきましょう。
この見せないバッファ、余裕時間を緊急事項の対応時間として使っていくのです。
大人数が集まる会合においても、本当は19:30開始のところを、19:00開始と伝えることで、開始の遅れを防ぐことができます。
自分だけの余裕時間を持って、対応をしていきましょう。
それでは、また。