【思考記録】204: プロのこだわりは、相手に伝わってこそ、価値が出てくる。


■プロとして、

 「自分のこだわり」

 を持って、仕事をすることは、

 当然のことです。


 しかし、そのこだわりにも、
 
 「バランス感覚」

 が、求められます。



■どんなに、

 「プロとしてのこだわり」

 があったとしても、

 仕事を依頼したお客さまを
 納得させることが
 できなかったり、


 こだわるがあまり、
 お客さまから、
 感情的な反発を招くようでは、

 「本末転倒」

 です。


 一見、正しいことを伝えていても、

 「正論」

 に過ぎないことを、
 述べているだけで、

 お客さまが感じる、
 「実際の現場感覚」

 とは離れている理論を
 振りかざしたところで、

 それは、

 「ひとりよがり」

 に過ぎないのです。


 「言いたいことは、わかるんだけど、
  ぶっちゃけ、『無い』よね〜』

 と、お客さまに思われてしまっては、

 こだわりが評価されるどころか、

 次から、仕事の依頼が無くなるだけです。



■自分のこだわりを、

 お客さまにご納得頂けるように、

 感情的な反発を招かないように、

 「うまく伝える」

 技術を磨いていくことも、大切です。



■持っている知識を、
 上から目線で披露するだけでは、

 「伝わらない」

 のです。

 お客さまの目線にたって、
 わかりやすい言葉を使って、

 お客さまに、

 「喜んでもらいたい」

 という思いを持って伝えることで、

 初めて、お客さまも

 「プロのこだわり」

 を、受け入れることが、
 できるものなのです。



■提案が受け入れられず、
 却下されてしまった時は、

 「わかってないなー」

 と、お客さまの理解不足を
 原因にするのではなく、

 伝えきることができなかった、
 自分の提案の方法に、

 「改善の余地」

 がないか、探っていきましょう。

 やれることは、無数にあるはずです。
 


■「情報の価値」

 を磨くのは、もちろんのこと、

 「情報を、どうやって伝えるか」

 を磨いていくことが、

 同じくらいに大切なことなのです。


 それでは、また。