【思考記録】205: イライラした時は、思考のバグをつぶす良いチャンス。


■職場でイライラした時、

 直接、その感情を爆発させても、

 良いことは、ほとんどありません。


 爆発させずとも、

 イライラすることで、
 自分のやる気が下がったり、

 仕事が手に付かなくなったり、

 悪影響を及ぼすことが、
 ほとんどのように思われます。



■感情が、動いてしまうのは、
 仕方がないとしても、

 イライラを、
 外部に発露することが無いよう、

 コントロールしていきたいものです。



■イライラした時に、どうするか。

 そんな時は、すぐに言葉や態度に
 あらわさず、まずは、

 「深呼吸を三回、ゆっくりと、してみる」

 ことです。


 イラっとした時に、電光石火のごとく、

 言葉に出したところで、

 周りが好ましく感じることは、
 ほとんど無いでしょう。

 深呼吸することで、
 イライラのピークをやり過ごすことが、
 できます。



■その後、

 「なぜ、イライラしてしまったのか?」

 を自分に問いかけます。


 問いかけることで、

 自分の感情が、揺れ動く時の
 パターンを、把握することができます。


 その中には、良く考えると、
 イライラしなくてもいいようなことも
 あるでしょう。


 例えば、他人に期待しすぎて、

 その期待通りに、
 他人が動かなかったときに

 イライラすることがあるかと思います。


 でも、そもそも他人を思い通りに
 変えることは、できません。


 他人に期待するのを、
 やめてしまえば、

 イライラは、大幅に減らすことが
 できます。



■「期待」するかわりに、

 「感謝」

 をしてみましょう。


 他人への期待が無くなれば、

 期待ハズレでイライラすることが
 無くなります。

 むしろ、何かやってくれたことに
 対して、感謝の念がわいてきます。

 
 感謝の念がわかずとも、

 イラっとしたら、

 「ありがたい、

  ありがたい、

  ありがたい」

 と、三回、心の中で唱えてみましょう。



■唱えることで、

 「何が、ありがたい」のか、

 探しはじめます。


 自分が、イヤなことをやらないために、
 
 「反面教師」

 としての、お手本、実例を
 見せてくれたことへ、
 感謝できるかも、しれません。

 
 自分が「図星」なことや、

 「弱点」や「短所」を、

 指摘してくれたことに、

 感謝できるかもしれません。


 とはいえ、もちろん、最初は
 イライラが収まるはずはありません。

 でも、これを繰り返す中で、

 自分の思考パターンに潜むバグを
 見つけることができ、

 少しずつ軌道修正が出来るように
 なっていきます。



■ささいなことで、
 イライラしなくなれば、

 これほど快適に過ごせることは、
 ありません。


 イライラを抑え込むのではなく、
 丸ごと受け止めることで、

 その裏にある良いことも、

 一緒に受け入れることができるのです。


 イライラは、
 他人によって起こるものではなく、

 自分の中にあるものが、

 引き起こすものであり、

 それは、訓練によって、
 コントロールできるものなのです。


 もちろん、私も、
 イライラしますので、

 日々、精進している所であります。

 それでは、また。