【思考記録】252: 『不変のマーケティング』はデジタルマーケティング全盛時代にこそ、活きてくる。
面白いです。
詳細は、本文にて。
◼︎思考記録 252
【『不変のマーケティング』は、デジタルマーケティング全盛時代にこそ、活きてくる。】
『不変のマーケティング』神田昌典 著は、1998年〜2004年の間に毎月発行された、顧客獲得実践会向けのニュースレターの中から厳選したトピックをまとめた本です。
ダイレクト・マーケティングの真髄が、わかりやすく解説されており、懐かしい感じもします。
自分も10年前に神田さんの著書に出会い、ダイレクト・マーケティングのノウハウを仕事で使ってきました。
言葉のチカラ、コピー・ライティングの影響力は、肌で実感しています。
しかし、当時も今も、表面的には真似しやすい部分だけを取り入れた広告が世間に氾濫し、若干、辟易した部分もありました。
非常に効果的が故に、悪用されている事例も見かけました。
このような、表面だけ真似て顧客の感情を操作して一時的に儲けても、信頼を構築できない人々は、結局のところ消えていきました。
本質を掴み、正しく真摯にノウハウを使うことこそが、長期的な売り上げの逓増をもたらします。
やはり、『三方良し』の精神で、正しく商売をするところが、生き残る企業の条件のようです。
最近では、売れるネット広告社が、ネット通販広告の世界で非常に成果を上げています。
このことからも、ダイレクト・マーケティングのノウハウは、真髄を理解して進化させていけば、インターネットの時代だからこそ、かなりの威力を発揮することが、わかります。
有名な大手のネット通販企業の多くがダイレクト・マーケティング手法を使ったランディングページで、成果を上げていることこそ.不変のマーケティングであることの証左ではないでしょうか。
この書籍では、まずは、まえがきと第5章に真っ先に目がいきました。
まえがきには、ダイレクト・マーケティングの今における意味が書かれています。
見出しを、ご紹介します。
『世代を超えて引き継がれることで、新しい現実が始まる』
◼︎「伝説のメンバー」の実践がここにある
◼︎時が経てば経つほど、効果を発揮するノウハウの塊
◼︎営業経験がまったくない元役人の私が、面白いように数字を上げ始めた
◼︎大不況。大変革。そのたびに進化する方法論
◼︎時代がダイレクトになればなるほど、実践者が増えていく
◼︎ビッグデータ時代でこそ求められる、ビジネス感性とは?
◼︎世代を超えた知恵を、引き継ぐ条件
どうですか?読みたくなりますよね。
第5章『私が犯した罪と罰』も、間違って実践しないために、読んでおきたい章です。
例えば、
『エモーショナルな表現をすれば、反応が高くなる?』
という問いに対して、【○○はするな!】という表現を使う『勘違いしている人を大量製造してしまった』という反省が語られるとともに、
『顧客の反応は、広告やチラシで使われる単なる言葉ではなくギャップの量で決まる。』
というノウハウの本質がどこにあるのか、というポイントが書かれています。
本質を掴むためには、知っておかなければならないことが、そこにありました。
今こそ、ダイレクト・マーケティングのノウハウを応用し、正しく成果をあげていくことができる時代なのかもしれません。
それでは、また。