【思考記録】88: 物事を習得するときは『メタ学習』を意識して実践することが、大切だ。

様々な物事を習得するときは、いきなり知識をガリガリと習得することも大切ですが、あわせて習得の方法すなわち『メタ学習』を意識して勉強していくことが、大切です。

自らの大学受験の時は、何をしていたのか、振り返ってみると、とにかく、このメタ学習が面白くて仕方がなかった。

高校生の頃は、学習塾にも行ってなかったし、バイトも部活も行ってなかったので、とにかく時間はありました。

家で机に座ってじっと勉強するのもあんまり楽しくないし、お金も無いし、駅前の本屋で何時間でも立ち読みをしていました。

音楽雑誌のロングインタビュー記事が楽しくてずーっと読んでましたが、これは自然と現代文の長文読解やってたようなものかもしれません。

あとは、受験書コーナーで、和田秀樹さんの『受験は要領』を読んだ時は、衝撃でした。

当時はインターネットもなく塾にも行ってないので、何も情報がない状態でした。

しかし、この本に出会い、一連のシリーズで受験勉強のやり方、心構え、日々の生活の仕方などを学んだところ、成績がどんどん伸びていきました。

学習法だけでなく、日々の生活に対する対処法が書かれていたのもすごく参考になりました。

高校一年生の頃は、数学がまったくダメで、数学の先生から職員室に呼び出されて説教される始末。

しかし、この本に出会い、学習法を学んでから、数学の勉強を進めていったところ、センター試験の数学では100点を取ることができました。

今、この本のレビューをみると、その手法には賛否両論あるようです。

しかし、当時は情報が少なかったので否定的な意見にブレることもなく、和田さんのやり方に集中することができたのも良かったのかもしれません。

あれから、だいぶ時間が立ちましたが、社会人になり学習に取れる時間が大幅に少なくなってしまいました。

今、転職をして、色々と学ばなければいけないことが増えていますので、改めて何に気をつけていくべきか、三つのポイントを、自分のためにまとめます。

■ゴールを明確にする。
例えば、大学受験であれば、どこの学校を受けるかで必要な科目、学習量が全く異なってきます。

まず、自分のゴールをどこに定めるかで、没入すべき対象が変わってきます。

時間が無い中、ゴールに直接関係ないことを、やっていても進捗はありません。

試験でいえば、ゴールである過去問をやって、過去問を中心に分析していくことが、何より大切です。


■ゴールに到達した人の体験記を読みあさる。

すでにゴールに到達している人のやり方は、大いに参考にすべきです。

もちろん、全てを真似することはできません。

無数の方法がある、ということをまず知ること。

そして、その無数の方法の中から自分にあったやり方を見つけ出して応用していくことが重要です。

自分でゴールへの道を探していたら時間がいくらあっても足りません。

ゴール到達者から材料を目一杯仕入れて、それを、組み合わせたり、アレンジしながら、自分オリジナルの方法論を生み出しましょう。


■時間の使い方を極める。
物事を習得するためには、やはりまとまった時間量を投下する必要があります。

社会人ともなれば、仕事がありますので、とにかく時間がありません。

時間でお金を生み出すのではなく、お金を使って時間を生み出すことが非常に大切です。

生み出した時間を、ゴールに到達するために投資していくことで、前進していくことができます。

時間は、全ての人に平等に与えられている資源だからこそ、様々な時間管理術があふれています。

時間管理を手中に収めることができれば、あらゆることがうまく回るようになるでしょう。

それでは、また。