【思考記録】28: 行動の指針となる短い言葉を多く記憶することで、成果につながる。

上達の法則 岡本浩一 著 を、読みました。

技能に上達した状態として、つぎのような状態であると、まとめられていました。

(1)技能に必要な宣言型知識と手続き型知識が豊富に長期記憶に蓄えられていること。

(2)必要な知識が、必要に応じて長期記憶から検索できること。

(3)検索できた長期記憶が、ワーキングメモリで有効に用いられること。

本の中では、茶道や将棋の事例が豊富に語られていましたが、この上達した状態というのは、通常の仕事にも、当てはまります。

ある仕事に着手しようとしたとき、あることについて意思決定を行うとき、いずれの場合においても、行動指針となる知識があるのと無いのでは、行動のクオリティが、全く変わってきます。

いわゆる名言の類のものは、短いがゆえに、記憶に残りやすく、行動の際に自由自在に思い出すことができれば、とても強力な武器となります。

ただし、気をつけたいのは、名言収集家になってしまうこと。

行動が伴わなかったら、意味がありません。

あくまでも、名言は行動するための羅針盤と心得て、有効活用していきたいものです。

それでは、また明日。