【思考記録】184: 通し稽古をする。〜講師をする時に役立つ七つの方法
講師をする時は、本番前に通し稽古をするようにしましょう。
通し稽古とは、本番にできるだけ近付けた形で、途中で止めること無く最後まで実際に話してみるリハーサルのことです。
通して話してみることで、今まで見えていなかった課題が見えてきます。
あれが足りない、これが足りないといった不足事項だけで無く、冗長なところなどの、削減すべき事項も見えてきます。
特に、時間配分は押さえておきましょう。
ぶっつけ本番だと、時間が足りなくなって中途半端になりがちです。
時間が無いからと、途中から急いで話してしまうと、聴衆側も理解が追い付かず、満足度が下がってしまいます。
スポーツで大会試合の本番に望む前には、練習試合を必ずやっています。
とするならば、講演の場においても、練習試合に相当する通し稽古を必ず実施して、感覚を磨いておきましょう。
大切なのは、頭の中で唱えるのでは無く、実際に聴衆へ話し掛けるボリュームで声に出してみることです。
本番では、力が入ることで思ったよりもノドを酷使します。
一度、通してやっておけば、ほど良い力の抜き方もわかってきます。
講演の本番で場数を踏むのはハードルが高いので、通し稽古の数をこなすことで練習を重ねて、本番に望みましょう。
それでは、また。